人身事故の損害賠償!通院、入院、手術などの治療費、休業保障?

交通事故の被害者になったら、まずは病院に行くべき理由

もし、運悪く交通事故に遭ってしまい、被害者となってしまったら病院に行くべきなのでしょうか。

例えば、交通事故に遭いその場で意識不明や骨折、出血を伴うほどの怪我など以外で、特に自覚症状がない場合、病院に行った方がいいのかどうかって、迷うところではありませんか?

事故直後に、それほど痛みなどの自覚症状がないのであれば、病院には行く必要がないかな...?と思ってしまうのが正直なところですよね。


しかし、交通事故の場合は事故に遭ったときに、病院に行くか行かないかによって、その後の示談や賠償金を全て左右することになります。


交通事故に遭ったとき、それほど痛くなくても病院へ行くべき?


交通事故に遭ったとき、それほど痛くなかったとしても、病院に行くべきなのでしょうか?

そもそも、人は誰でも病院に行くかどうかを悩むレベルではないほどの、重症なケガをしていたのであれば、こうして病院に行くべきかどうかを調べたりしていないはずです。


つまり、病院に行くべきかどうかを検索している方は、「我慢出来るほどで、痛みは少ない」、「違和感はあるけど、痛いってほどではないような程度...」。

あるいは「正直痛くはないけど、今後慰謝料とかで損しないためには行っておいた方がいいのかな?」という人ではありませんか?


結論から言うと、これらのどのケースであっても、病院には絶対に行っておくべきです。


なぜ、病院に行っておくべきなのか?


★病院に行くべき理由(1)慰謝料の有無
こちらのページ交通事故の種類「人身事故/物件事故(物損)」の違いとは!自賠責が使える?刑事事件になるのは?などでもお話していますが、交通事故の慰謝料はどんな事故であろうが受け取れるものではなく、交通事故の慰謝料が受け取れるのは人身事故の場合であって、物損事故の場合には慰謝料はもらえません。


人身事故の場合に被害者が受け取れる慰謝料には、傷害(入通院)慰謝料、後遺障害が残った場合には後遺障害慰謝料などがありますが、これらは物損事故のときには受け取れない慰謝料なのです。


★病院に行くべき理由(2)自覚症状はすぐには出ない
交通事故に遭うと、その時は事故の衝撃や恐怖によって、事故に遭った直後というものは本当はどこか強打していたりむち打ちになっていたとしても、それほど痛みを感じないケースも少なくないのです。

というのも、人間は交通事故の直後などは無意識に興奮状態にあり、痛みを感じにくいと言われています。



そのため、交通事故のすぐ後の警察による実況見分調書のときには「痛みもないし、物損事故でいいか」と物損事故として処理したものの、事故から2日後に急に「下を向くと首が痛いし、頭痛もする」といったように、事故直後には痛みがなかったのに、事故から少し日にちが経ってから痛みが出てきた!という人は、結構多いんです。

これはおかしなことではないですし、むしろ交通事故で自覚症状が後から時間差でやってくるのは、仕方のないことなんですよ。 


驚くかたもいるかもしれませんが、むち打ちなどは痛みが出るのは、事故をしてから1ヶ月から数ヶ月後であることもあります。

事故から数ヶ月というと、下手したら示談交渉を進めているかあるいは示談をしてしまった後ということにもなりかねないですよね...。


★病院に行くべき理由(3)治療費、後遺障害慰謝料
事故による痛みなどの自覚症状は、事故をした日から時間差で遅れて感じることも多いとお話しましたが、事故をした日からなるべく早く病院で診察を受けていないと、その症状と交通事故との因果関係を問われることになりかねません。

簡単に言うと、交通事故をしてから病院に行く日にちが開きすぎていると、その症状が事故によるものだと証明しずらくなるということです。


その症状が明らかに事故によって起きたものだとしても、事故から時間が経ちすぎると、「それが今回の交通事故によって起きたケガや症状だとは判断出来ない」とされてしまいます。

どんなに強い痛みを感じていたとしても、その症状が交通事故によるものだと認められなかった場合、当然ながら保険会社から治療費、入院費、通院費、手術費用など、当然何ももらえません。



さらに、この先もし後遺障害が残ったとしても、最初に事故との因果関係が認められていなかったら、治療費だけでなくもちろん後遺障害の慰謝料も出ないことになります。


事故に遭っても病院行かなかった場合、どんなことが起きる?


もし、事故に巻き込まれても早めに病院で診察や検査を受けなかった場合、上のようにさまざまな問題が起きる可能性があります。

事故の被害者となってしまったら、なるべく早いうちに病院に行っておかないと、事故から経過した日にちによっては、交通事故との関連性が認められず、その後病院で治療を受けたいと思っても、全て自腹で病院に通わなければいけません。


実際のところ、事故をしてからその直後に痛みを感じる人もいれば、事故から数日経ってからしか痛みを感じない人もいて個人差がありますが、事故との因果関係が証明できなければ多くのデメリットとなる結果を招きかねません。

本当に痛みがあったとしても、「これくらいの痛みならすぐ治まるだろう」と思っていると、私のように仕事に行くことで悪化してきたり、痛み止めなしでは立っていられないほどの後遺傷害が残ってしまうことになりかねません。



例えば、捻挫や打撲ならまだしも、むち打ちや脳内出血などは時間差で症状が出てくる代表的なものですが、事故の被害者であるにも関わらず、事故後にすぐ病院に行っていなかったせいでその後の治療費が自己負担だなんて、かなりの出費になってしまいますよね。


病院に行っておいて、今後のために事故との因果関係の証拠を残しておく!


例えば、骨折や出血を伴うケガ、意識不明となるような重体の被害者が出た事故の場合は別ですが、「念のため診察や検査を受ける」ことはとても大切です。

少しでもどこか痛かったり、あるいは違和感があったり、事故によるそういったちょっとした変化についてしっかりと診察を受けて証拠として残しておくことで、いざその後自分が人身事故として治療をしていくときにも、事故との関係性が証明しやすくなると思います。


痛みをそれほど感じていなくても後から痛みが強くなった場合など、1度でも病院で診察を受けていれば、後々もっと痛みがひどくなったときにも、治療費や慰謝料の心配はいりませんよね。


事故の被害に遭ってから、病院で念のため1度診察や検査を受けたからといって、それで自動的に人身事故として扱われるわけではありません。

見た目の外傷がそれほど大きなものではなく、被害者にしかわからないような頭痛や首の痛みなどがある場合、人身事故として処理するか物損事故にするのかは、被害者が判断出来る部分でもあります。


人身事故と物損事故との違いや、人身事故にした方が被害者が損をしないと言われる理由については、こちらのページを参考にしてみてください。↓
交通事故の種類「人身事故/物件事故(物損)」の違いとは!自賠責が使える?刑事事件になるのは?
物損事故から人身事故への変更(切り替え)は可能?メリット&デメリット/人身事故証明書入手不能理由書とは


交通事故や法律の専門家とも言える弁護士さんたちが、よく「事故の被害者になったら、自覚症状がなくても、まずは病院に行きましょう」と言っている理由が、この2つのページを読んだらわかると思います。


この先、いつ症状が出てくるかわからない身体の痛みや後遺障害に備えるために、1度念の為に病院に行っておくことで、例えば今後人身事故として示談をすすめるのか物損事故にするのか、選択肢が出来ますし、後から症状が出てきて被害者が泣き寝入り...という事態を、防ぐことが出来ると思います。


事故に遭ったら、まずは病院で診察や検査を受けておくことで、メリットはあってもデメリットは何もないと思いますよ。


交通事故で病院に行くのは何日以内?期限は?何科を受診?


もちろん、本当にどこもケガなく痛い思いをしていないことが一番ですが、交通事故による自覚症状は、事故に遭ってから数日後や1、2週間後に初めて現れることがあるため、どうしても病院にかかるのが遅くなりがちです。

しかし、ここまでお話したように、その症状や痛みが交通事故が原因のものであると認めてもらうには、事故発生日からあまりにも日にちが経ってしまっていると、因果関係が認められないこともあります。


そのため、一般的には"交通事故に遭ってから1週間以内"には病院に行っておくほうがいいと思います。

というのも、もし物損事故としてすでに警察に処理してしまっている場合、物損事故から人身事故への切り替え手続きも、交通事故からだいたい"1週間から10日以内には届け出"するほうがいいと言われています。

物損事故から人身事故への変更(切り替え)は可能?メリット&デメリット/人身事故証明書入手不能理由書とは


交通事故をすると、「もう少し後で考えよう」などといろいろ後回しにしていると、被害者であるアナタにとって不利な状況になってしまうことも多いのです。

いろんな手続きにタイムリミットがあると思っておいた方がいいですよ。


交通事故で病院を受診する場合、何科を受診したらいいのかや費用に関しては、こちらのページ事故をして病院に!何科でどんな検査をする?救急車の搬送先を指定は可能?警察は付き添うのか?を参考にどうぞ。


また、交通事故の被害者となってしまい、こういった「病院に行ったほうがいいのかな...」、「あとで自分が後悔や損することだけは避けたい...」、「とにかく治療はちゃんとしたい」など、不安なことがあれば、保険会社ではなく、交通事故に特化した弁護士さんに無料相談することをおすすめします。


ほかのページでもお話していますが、私のこれまでの事故体験で言うと、保険会社さんが被害者の味方になってくれていると感じたことはあまりありません...(;´Д`)

一度、参考までに読んでみてくださいね。

交通事故に強い弁護士の、失敗しない選び方のポイントとは!私がオススメする交通事故被害者専門の弁護士ランキング!






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